「思うように描けない」と感じることは大切です。なぜなら、「思うように描きたい」という思いの裏返しだからです。顔を描くワークでは、似たような図柄や同じ絵を繰り返し描くことで「描き慣れる」よう導いています。例えると、子どもが初めて、ひらがなの「あ」と「お」を書き分けるには、相応の苦労がありますが、書いている内に慣れてしまうのと同じです。絵も慣れるためには一定量の繰り返しが必要です。繰り返し描くことで、徐々に描き慣れていきますので、是非、根気強く取り組んでみてください。
顔を描くワークでは、ワーク1で基本をしっかりと学び、ワーク2以降はこの基本をベースに様々な顔の描き分けを行います。このため、描き分けに慣れるまでは、基本として学んだ顔に引っ張られることがあります。しかし、基本なくして応用はありません。「基本が順調に習得できていると、似た雰囲気の顔になる時期がある」と腹を括って、描き続けてください。ワーク2以降は、「年齢や性別による差異」、「顔の特徴」などを順次描きますので、ワーク1の基本形との相違点を理解し、描写に反映させるよう努めてください。なお、各ワークには見本が描かれていますので、うまく特徴が描き出せないときは、何度か見本をなぞってみると描く感覚が得られます。
楽しみながら絵画が上達するのであれば、どのような方法でも良いと思います。ただし、上達するには必須のポイントが幾つかあります。顔を描くワークでは、そうしたポイントを無理なく、効率よく習得できるよう構成しています。PIRAMAKEでは、「絵も数学や国語と同様、ステップを踏んで効率的に学ぶスタイルがあっても良いのではないか」と考えています。もちろん、「絵は芸術だから自由に描くべきだ」という考えもあり、確かに一部の才能あふれる方は我流で突き進めばよいと思います。一方、「絵を描きたい欲求はあるけれど、絵は難しい」と感じている一般の方には、「基礎となる部分を効率よく学び、その後、自由に描いて芸術性を求める」タイプのアプローチが合うように思います。
例えば、直線を三等分する場合、目測で三等分した後に、下の図のように鉛筆を使って長さを確かめます。そして、誤差が大きい場合は修正をします。ワーク1では慣れるまでは定規を使って確かめることをお勧めしています(サンプル)。毎回完璧なものを描こうとする必要はありません。徐々に上達していきますので是非気長に取り組んでみて下さい。ワークを続けていく中で、繰り返し黄金比を元にした概形を描きますので、徐々に慣れてきます。
顔を描くワークは通信のみの販売です。お手数をお掛けしますが、こちらのフォームメールよりお申込みください。
顔を描くワークは1冊500円です。くわしくはこちらをご覧ください。
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